レート制限
RTZR STT OpenAPI は一般的な QPS ではなく同時実行数で利用を制御します。ファイル方式とストリーミング方式で方針が異なります。制限は組織(アカウント)単位で適用されます。
ファイル方式 STT: 同時処理制限
同時に処理できるファイルの最大数(max concurrency)で制御します。例: 制限 10 の場合、同時 10 件まで処理可能。11 件目は待機またはエラーとなります。
制限超過時の応答
制限超過時は HTTP 429 と以下のエラーを返します。
{
"code": "A0002",
"msg": "Too many concurrent requests"
}
ストリーミング STT: 同時チャネル制限
同時に維持できるストリーミングセッション数の上限です。例: 制限 5 の場合、同時 5 接続まで。6 接続目は拒否されます。
グレード別制限
バッチ STT(ファイル)
ユーザー種別 | sommers | whisper |
---|---|---|
無料(登録直後) | 10 | 2 |
有料(Basic) | 20 | 5 |
Enterprise | 要相談 | 要相談 |
ストリーミング STT
ユーザー種別 | 同時チャネル |
---|---|
無料(登録直後) | 5 |
有料(Basic) | 20 |
Enterprise | 要相談 |
ヒント
Enterprise の場合は料金ページをご覧いただくか、お問い合わせください。
運用のコツ
エクスポネンシャルバックオフ
429 や一時的な失敗時に即時再試行を繰り返すと失敗が続く可能性があります。待機時間を倍々に延ばす方式で再試行してください。
クライアント側キュー
大量のファイルを一度に送ると簡単に制限に達します。アプリ側でキューを実装し、同時実行数の範囲で順次処理するのが有効です。